- 2008-06-04 (水) 22:18
- 販売・営業・マーケティング , ビジネス書
本書『ケースで学ぶマーケティングの教科書』の目的は「売れるようにすること」だ。マーケティングにおいてまず重要なのは、その定義である。マーケティングが販売活動の生命線であるとする意識はあっても、そもそもそれは何なのか即答できる人は少ないだろう。また、各人による千差万別の定義があることから、これをバズワードだとみなす向きもある。
そこで、本書の優れた工夫の一つとして「マーケティングは売るための作戦・仕組みづくりである」と、随所で反復している点が浮かび上がる。加えて、実例を踏まえながらの用語・方法の説明があり、初心者に向いた指南書といえるかもしれない。
よく言われる4P(製品、価格、流通、プロモーション)から始まり、ネット市場におけるマーケティングの極意までを紹介。誰もが知っている商品がケース(事例)ごとに取り上げられ、解説がなされている。読者はマーケティングを身近な例と結び付けて考えられるため、それだけ理解を深めることができるわけだ。
また、企業にとってマーケティングは、社員全員の仕事であることを著者は主張している。直接の商品販売に関わらず、社員一人一人がマーケティングの定義を意識することが、企業の成功につながるのだ。
著者名:岡本泰治、西田徹
発行元:秀和システム
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